みどま通信

みどま通信 令和2年9月号より

前略・後略

ヤッホー 皆さん。コロナと暑さと庭の草に負けそう…とかの声が聞こえてきそうです。お元気ですか?
コロナとは、対策をして付き合っていくしかないですね。暑さは諦めましょう。…しかし、私の年配の母に昔聞きました。「お盆を過ぎると朝夕涼しくなっていくよ」と。それを信じて過ごします。庭の草には立ち向かっていきます。トホホ。
さあ 今号も張り切って行きましょう!何処へ?それは 涼しい季節に向かってです!

店主のつぶやき

なかなか 暑い日が続いていますが、いかが お過ごしですか。
みどまが創業34年を迎えました。長いか短いか? よくわかりませんが、あっという間の34年でした。

今でも覚えていることに、創業する前の年、まだ前の修行先の呉服店での仕事中の事でした。1日の仕事を終えて店に帰る途中の事でした。車で坂道を登っているとき、 たまたまかけたラジオから 日航ジャンボ機が消息を絶ったというニュースでした。500人からの乗員、乗客の安否が心配とのニュースでした。これは大変な事だと思ったのが 今から35年前の事でした。今でもその時の事の重大さというか とても印象的に覚えています。

あれから、そして創業から34年、その間 いろんなことが有りました。昭和から平成に変わったこと。平成7年に静岡県が東海沖地震を言われていた中での意外な阪神淡路大震災。それから数年後に娘が神戸の大学に入り神戸に行きました。
平成13年(2001年)ニューヨーク同時多発テロ、平成21年(2008年)リーマンショック、平成23年(2011年)3月11日あの東日本大震災が起こりました。そして今年、令和2年新型コロナ肺炎が流行しています。
振り返るといろんなことがありました。そして なんと戦争から今年で まだ75年しか経っていないのです。その中での34年は、やはり長かったのでしょうね。
間違いなく歳をとってきました。それでも こうして毎日仕事ができていることへの感謝しかありません。今後ともお付き合いの程よろしくお願いいたします。これからは フルスロットルではなく、少々肩の力を抜いて 楽しくやって行きます。

話は変わって 前回お伝えしたユーチューバーの話です。覚えてもらっていますか?ユーチューバーは冗談ですが、案外本気だったりするかも知れません。先日無事撮影を終えました。着物を着て収録をしました。その間約2時間、インタビュー形式での録画でした。なかなか上手に喋れません。でも慣れてくると 自然な会話的な感じで収録を終えました。
編集されたものを見たら結構いいじゃないですか!ダイジェスト的な感じで結構いけそうです。そうでも言わなければやってられません。ハイッ。機会があったら見てください。YouTubeで 「みどま」で検索すると出てくるはずです。
それが好評でも、不評でも、第2弾、第3弾と続けていきます!「みどまチャンネル」の成功を目指して!
もう一つオマケに静岡県下初、バーチャルフィッティングの機械がみどまに入りました。
どんなものかと言うと、名前の通り「仮想試着」です。モニターの前に立つと あたかも着物を着たかの様に 何枚もの振袖の試着が出来るのです。これは 振袖用に入れました。機会があったら見てみてください。
しかし振袖の試着しかできませんので悪しからず。

みどま店主 中嶋 孝治

オカミさんのひとり言

梅雨も明け、猛暑苦しむ毎日、いかがお過ごしですか。

私と着付教室との出会いは、主人と二人で呉服屋を開くと決めてすぐのことです。33年位前のことです。一ヶ所で勉強したのではなく、手結び教室、道具を使う教室、東京へ行ったり、名古屋へ行ったり、浜松へ行ったりしました。それぞれの教室に良いところがあり、良いところのみとり入れて、みどま独自の教室を考えました。自分自身は自装と他装を両方とも長い間学び続けました。

その間に、現在みどまの他装を全面にお願いしている、中山恵美子先生に出会い、今現在も助けていただいております。(神様からの大きなプレゼントです。)スタジオ撮影時の着付け、成人式当日の着付けなど、生徒さん総出で助けていただいております。

自分が素敵に着物を装うには、やはり前結びです。学び始めたのは15年位前です。教室をスタートしたのは、平成21年3月が第一期生。10回で卒業です。たくさんの卒業生に囲まれました。平成23年頃から半巾帯の変化結びもとり入れ、とても楽しくやってます。
上張ガードのすぐ南のお店から今のお店に移転してからは、コース制はなくし、いつ来ていただいても自由に学べる教室に変えました。基本の日、半巾帯の日、と2タイプ決めて、好きな時に参加していただきました。
今現在は、バッチリ着物は着れるので半巾帯を中心に学びたい方、着物の着方と半巾帯の両方をやりたい方、まず基本をしっかり身に着けたい方など、いろんな方がいらっしゃいます。今一度昔のコースに戻り、いろんなタイプのコースを考えるのもいいかな?と思ってます。 店

スタッフのつぶやき

みどま スタッフ 岡村

 何十年ぶりに前髪を作り、ショートヘアに挑戦してみました。髪型のテーマは、ある女優さん。「〇〇さんみたいにしてほしい」と事前に美容師さんにお願いしておき、切る当日!! しっかり調べてくれてあり、「こんな感じ?」とカットを始めました。
さあ、前髪を切る時がきた!!!! ちゅうちょなくハサミが入りました。髪をセットするまでドキドキしてましたが、出来上がりは満足♪ ちょっと若く見える?
最近は洋服も色物を選べるようになりました。マスクはしばらく必要そうですが、見えるところのおしゃれは楽しみたいと思います。

みどま スタッフ 鴨川

 長女の天敵「S」が出没する夏が来ました。一人暮らしを始めてから天敵となった「S」、エピソードは数々ありますが、どれも笑い話のようですが本人にとっては命がけ?のようです。
「S」とはセミ、都会の夜のセミです。社会人となり、引っ越ししても毎夏セミ対策必須です。今年は折畳傘と「ハチノック」というスプレー缶を常時持参し、帰宅時に備えて出勤するそうです。「セミ ファイナル」の非常時の動きを避ける為の傘、最終兵器の「ハチノック」。業務用のハチ用スプレーがセミにも効くんだとか。
「セミ ファイナル」とはよく言ったものです。そりゃ都会のセミも必死ですよね。毎年進化していくサバイバル、密かに楽しんでおります。

みどま スタッフ 竹原

 私が今はまっている事は、マスク集めと韓流ドラマ、あとは美顔鍼です。
今はマスクを毎日つけていなければいけないので少しでも気に入ったオシャレな物をしたいと思い、買っているうちに色々なマスクを集めるのが楽しくなりました。
韓流ドラマは特に時代劇です。一度見ると又見たくなりますよ~。
美顔鍼は最初45本から始めましたが、今は75本、顔と頭に鍼を刺します。やった後はスッキリしてとても気持ちいいですよ。この3つが私の今はまっている事でした。

みどま スタッフ 塩澤

 毎日暑すぎですね。家のエアコンもフル稼働です。気分的にも涼を求めて、さわやかな香りのアロマを置いてみたり、風鈴を飾ってみたり…。
風鈴の音色にはリラックス効果があるようで癒されます。元々風鈴には病を払ってくれる邪気払いや魔除けとして使われていたとか…いろいろと効果があるんですね。
まだまだこの暑さは続きそうです。食事もスタミナの付くもので乗り越えていきましょう。

みどま スタッフ 金原

 今 私の楽しみは、日曜日11時からのNHKの韓国ドラマです。たまたま第1話を見たことで、舞台の美しさに魅了され、気になって2話を観ることに。ご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、「100日の郎君様」にハマってます。ロマンティックコメディですが、役者もおもしろいし、王子のセジャ様の表情も素敵でおもしろいです。 王宮の衣装も美しく、特に気になるのが男性の帽子です。耳から垂れ下がるビーズのようなトンボ玉のようなものが連なりゆらゆら揺れるのが、最初は違和感があったのですがその帽子が素敵なんです。人はゆらゆらする物に魅力を感じるそうで、女性のイヤリングなどがそうだそうです。
ドラマの内容は王様の左議政のキム・チャオンに振り回される王族、ハラハラドキドキする刺激があって、毎週この時間が楽しみでならないです。

みどま スタッフ 石川

 最近読み終えた小説です。
中二の娘がライブのチケットをほしいけど、スマホのみの受け付け。でもその前にCDを買わないと応募できません。めでたくチケットが手に入った、というかスマホの画面に納まりました。そしていよいよ出掛ける時は、スマホは持ったか何回も確認します。これは紙のチケットでも同じですが、それから途中でスマホが壊れないか、充電はしたかなど、ホールに入るまでハラハラドキドキするのです。
しかし、今は電車も自販機もカフェでもスマホで済ませるので、そんなにドキドキする時代でもないですね。

みどま スタッフ 岡田

 残暑お見舞い申し上げます。みなさんは夏休み、どう過ごされましたか? 私はお盆に朝5時起きして実家のお墓のある佐久間に行ってきました。なぜ朝5時かって? それは、暑さが有名だからです。案の定、メチャ暑でした。
そしてそのあとは… 夜、弟や妹達とオンライン飲み会。ゴールデンウイークにもお盆にも会えず…。でも今では本当にいいものができましたよね。TVでもやっていますが、「リモートお墓参り」もあるかもしれませんね。

みどまスタジオ担当 八木

我が家に3才になる男の子がいます。先日通販で新しい運動靴が届きました。パパが履き方を結構じっくり教えていました。
それから一週間後、外に出ようとする所を見かけたので、どうかな?と後ろから見ていました。ベルトをきちっととめて上手に履いていました。「上手!」と言うと、にっこり笑い、得意そうに「年とったから!!」と!
思わず吹きそうになりました。家族模様がわかってしまいますね。
さて、“昨日より上手になった事”、自分は?と問うてみても、あろうはずがありません。今日からの目標を“現状維持”と密かに決めた瞬間でした。

みどまスタジオ担当 荻須

 毎日、暑い日が続きますね。
夏といえば、海にプール、キャンプにバーベキュー、そして花火!…と楽しいことがたくさんありますが、今年は子供たちの夏休みも10日ほどに縮小され、さらにうちは長男が受験生ということもあり、夏らしいことは何もしていません。(・_・;) しいて言えば、お素麺とスイカを食べたことくらいです。(笑)
楽しいことは来年の夏に取っておき、今年は静かな夏をすごしたいと思います。

きもの アッ そうなのか

別名:社長の自慢コーナー
この項を読まれる方は段々 着物通、着物に詳しい人になれますよ。

<葛の帯>
一番目は やっと手に入れました。掛川名産の葛(くず)の糸を使った帯です。しかし 残念ながら 掛川産ではありません。新潟県小千谷(おじや)で作られた帯です。社長のコレクションでも紹介した事のある、小千谷縮で有名な「おだぎん」さんで作られた物です。縦糸は絹糸、横糸に葛を使って織られています。
葛はいわゆる自然布です。ここで 葛も含めて 自然布の簡単な紹介をしたいと思います。
そもそも 昔は繊維といえば自然の木とか草から糸を作っていました。木綿とか絹とかいったら最近です。(江戸時代くらいからです。)
そして自然布の代表的なものは葛(くず)、苧麻(ちょま)、藤(ふじ)、科(しな)、芭蕉(ばしょう)等々です。聞かれたことはありますか?これらの自然の植物から大変な重労働をして 糸を採り、機に掛けて自分達が着るきもの等を織っていました。
しかし、今では貴重なものになってしまいました。何故ならば木綿とか化学繊維で合理化されて糸が作られ織られているからです。いろいろな自然布の中でも葛は本当に貴重で殆ど手に入りません。そんな葛の帯を見ていただくことが出来ます。

<柿泥の小千谷紬>
二番目は 同じく新潟県小千谷で作られた柿泥(かきどろ)と言われる紬です。柿渋(かきしぶ)で染めた糸に更に地下水を焙煎にして染められた糸で織られています。
柿渋の茶色が地下水の力でこの深みのある茶色に変わります。小千谷のこの地区の地下水は鉄分を多く含んで赤い色をしています。雪を溶かす地下水の関係でそこら中の路面は真っ赤に染まっています。
また 吊りぼかしによって作られた横糸で織られてこの柄ができています。その横糸が途中から色が変わっているのは不思議に思いませんか?それがまた洒落た色なんです。これを作った工房は、お馴染みのハイセンスでみどまが大好きな高三織物、通称「くるまや」さんの作です。

ショーバイ ショーバイ

 

9月の「和のいろは」

きものでお出掛け

着方教室のご案内

出張着付けのご紹介

編集後記

今号は第72号ということで、なんだかんだと言いながら結構続いている、みどま通信です。
書くにあたり、何気なしに昔のみどま通信をニヤニヤしながら読んでみました。特に第1号はなんと無駄な抵抗?社長が自分で作った新聞でした。京都の大文字と甲州印伝の記事がありました。懐かしいものでした。
過去にニヤニヤするんでなく、輝かしい未来の為に、みどま通信第73号に向かってみどま通信スタッフは進んでいくのです。
次号の発行予定は    未定です。