みどま通信
みどま通信 30年11月号より
ヤッホー お元気ですか?私はそれなりに元気です。でも 寄る年波には勝てません。ヒシヒシと感じます。でも 楽しく生きて、PPKで逝きたいと思います。それを言った榛村さん(元掛川市長)はそれで逝ってしまわれました。まだ20年、もう20年?そうやって考えるとゾッとします。今の私の心情は「心安らかな日々」を毎日送ることです。みなさんは如何ですか?
さー 今号も張り切って行きましょう!(何処へ?)
今年も残り少なくなりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?上の「前略後略」でも少し書きましたが、月日が経つのは本当に早いものです。みどまを創業してあっという間の32年間でした。なんとかこれまで続けてこられたのは お客様のおかげと心から感謝してます!ホント!本当にありがとうございます。
これからも 体力と気力が続く限り皆さんに喜んでいただける商品と楽しみを中心にやっていきたいと思っていますのでお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
さて、来年の計画が先日ようやく決まりました。計画を立てる中で重点を置いたのが、着物を着て楽しむことなんです。
まず、お正月に着物パーティーをグランドホテルで開きます。着物パーティーです。
その次。前にも報告させて頂いたかと思いますが歌舞伎に行ったり、きものでランチに行ったり、きもので「和のいろは」の会を開催したり、それとお馴染みのバスツアーでランチの会も開きます。その都度お誘いしますので、楽しみにご参加ください!お待ちしてまーす!!!
通信も順調に計画通りに発行中!来年もがんばります!がしかし振り返ってみますと、店の前の左折禁止の記事が3回続いたような覚えが有ります・・・。あれからもチョクチョク捕まっているのを見かけます。取締りの穴場にならなければいいのですけど・・・。私はあれ以来違反は一切しておりません。ハイッ!裏道の細い道を遠回りして店まで通っております。
ま、それはいいとして、これからはきものの話中心に?したいと思います。
さて、ご存知ですか?社長のコレクションを!社長の好きなものだけを揃えて皆さんにお披露目することを目的に集めております。(もちろん販売の為ですので誤解の無いようにお願いします。)
今でも一部は小出しでお見せはしておりますが、全部はお見せしておりません。いつか「社長のコレクション」というタイトルで開催することが長年の夢です。どうぞ楽しみに?お待ちください。ここで もう一度社長のコレクションのさわりを書きたいと思います。
まず一番は社長が好きなものです。これを前置きで言ってしまうと気が楽です。二番目は本物ということです。本物?ピンときますか?本物とは限りなく手仕事で素朴に作られたきものです。
「憧れのきもの」としてイメージするのは染めのきものです。振袖とか訪問着とか無地とか留袖等々です。それに対して織りのきものが社長のコレクションの中心になります。一口でいうと紬です。
染めのきものならやはり京都です。反対に織りのきもの、紬というと全国に産地は沢山あるんです。大島の奄美大島、鹿児島とか結城の茨城、栃木とか、その他にもたーくさん有ります。新潟の十日町、山形の米沢・・・、研修にも行ってます。
その中で、米沢にある小松さんという機屋さんに行った時のことです。小松さんというと白鷹お召の2軒しかない機屋さんのうちの一軒です。その奥さんが話の合間に、階段を上がった踊り場に置いてある機で「私も織っているのですよ!」と見せて下さった紬の帯に、そこはかとなく魅力を感じました。
メジャーでなくてもいい、こうやってコツコツと作られているものを皆さんにお届けしたいなと思ったのが社長のコレクションの原点です。また 民藝運動の創始者 柳宗悦さんにも共鳴したわけなんです。
長くなりましたので続きはまたの機会にしたいと思います。今回はこれで。
みどま店主 中嶋孝治
朝晩の気温の差がだいぶ大きい毎日ですね。いかがお過ごしですか。
一年以上前から、爪にネイルアートをしています。もちろん自分ではできないので、プロのネイルアーティストさんに時間をかけて描いてもらってます。薬指のみですが、私が決めたテーマをもとに、小さな小さな空間に夢を描いてくれています。
初めはお任せでしたが、皆さまの反応もあり、テーマを決めました。1月:梅、2月:桃、3月:桜、という風にお花を中心にしてます。薬指の小宇宙、毎月楽しみです。
8月はイギリスの陶器ウエッジウッドのあのブルーの色をテーマにして、レースとお花を描いてもらいまいました。
9月のテーマは、私の誕生石のサファイヤのカラー!とても素敵に描いていただき、心ワクワクです。
10月はテーマ「秋色」でネイリストさんにお任せしました。茶色をベースとしたシックなカラーで秋を楽しめそうです。
11月はモミジとイチョウの紅葉(こうよう)。これまた味わい深く、すぐそこに冬将軍様到来です。
12月は雪の結晶!楽しみです。
ご来店時、薬指にネイルアートしている人が、私、店長中嶋です。お気軽に声を掛けてくださいね。
きもの美人にレッツトライ!
店長
10月に研修で新潟の十日町の織物屋さんに行ってきました。小千谷紬、柿渋染、煙絣などが有名な町です。冬は雪が積もるのでほとんどの家が2階から入るような造りになっていました。
掛川は雪も降らず、一年中生活には大きな変化がないので、私には四季で生活をするこの町がとても神秘的に見えました。とても優しい町でした。
雪が積もる?成人式の1月はどうなるの?と疑問に思い、聞いてみると、5月が成人式だそうです。
掛川の中で楽しんでいる私にとって、日本は広い!! もっとお出掛けしなくてはと思いました
岡村
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先日、紅葉にはちょっと早いかなと思いながら山梨県方面に向かい、ふらっと山中湖に寄ってみました。
山中湖に入るまでは、これは紅葉なのか?枯れているだけなのか?わかりませんでしたが、ちょうど「紅葉祭り」が行われていました。人も多めでしたが、思いがけずキレイな紅葉が観られました。
あれだけ暑かった夏もあっという間に過ぎ、季節の移り変わりは早いなと改めて感じました。
紅葉も見られましたが、昼食を取っていたら、女優の「京唄子さん」も見かけましたよ。
鈴木
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仙台に行ってきました。ちょうど台風が来るのか来ないのか、という時期でしたが、たぶん大丈夫そうという事で、お天気もそんなに悪くなく無事に仙台に着き、一日を楽しく過ごし、帰り支度を始めました。
朝のTVニュースでなんとなくあぶない予感がしたので、大きな荷物は宅配で送ることにして身軽で東京まで来たら、なんと新幹線が止まっていました。まさしくニュースなんかでよく見る光景でした。
東海道線は動いていたので、とりあえず電車に乗りました。「強風で橋を渡れない」というアナウンスや「時間が遅れているのでここの駅までで止まります」といったことで、ところどころの駅で降りて、次の電車に乗るといったふうでした。
アナウンスはどの電車でもどの駅でもとても丁寧で、不安に思う事も不快な思いもなく、帰宅できました。こんなこと初めてでしたが、普段何気なく使っている電車ですが、本当に毎日毎日たくさんの人をあのアナウンスで動かしている駅員さんって、たいへんです。
石川
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趣味探求の旅、秋編! 長女のいる東京へ1泊2日で出掛けました。
1日目。一人で東京都庭園美術館へ。雨の中、小さめのスーツケースをゴロゴロしながら移動。(夏の大阪のひとり旅も雨だった・・・)
仕事終わりの長女と合流する19時まで白金台⇒新宿⇒吉祥寺とゴロゴロ、ゴロゴロ、ガタガタ・・・。スーツケースの中は長女へのおみやげでいっぱい。重くはないけどさすがに雨だとお邪魔です。
2日目は、有給とった長女と六本木アーツセンターの「カードキャプターさくら展」へ。さくらちゃんは我が家の姉妹が小さな頃から大好き!
巨大ケロちゃんと写真も撮れたし、グッズも買えたし、さくらちゃんカフェにも入れたし。たくさん歩いた2日間でしたが、大満足でした。
さあて、冬はどこへ行きましょうか?
鴨川
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先日、中学一年の孫の学校の合唱コンクールと吹奏楽部の発表会があって、娘と行ってきました。孫は中学に入って吹奏楽部に入り、チューバという楽器を吹いているのですが、あんなに大きな楽器がよく吹けるなあーと感心して見ていました。
「U.S.A」と「YMCA」と、あともう1曲演奏しましたが、とても盛り上がって楽しく聞くことが出来ました。一生懸命がんばっている孫の姿を見て、私も負けてはいけないなあと思いました。
私も今、成人式の振袖の着付けに向かって着付け教室で悪戦苦闘中です。みどまに入って1年6か月になりますが、まだまだ覚える事ばかりで、毎日が勉強です。孫に負けないようにがんばりま~す。
竹原
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お久ぶりです。皆様お元気ですが?
私が入社してからあっという間に約半年が過ぎました。初めて学ぶことばかりで、毎日が悪戦苦闘の日々。今は着付け教室で楽しく苦労しています。
先日から袋帯の練習に入りました。手順を覚えるのに一生懸命。人形になんとか着付けることに成功。とても嬉しかったのですが、問題発生。なんと、人形にはうまくいくのに、人間様になると全然できないことが判明しました。
「なんでだろう?」と思う今日この頃。少しでも早く、着付けデビューできるように、日々精進をモットーに頑張ります。
鈴木美帆
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●その前日
前日の9月30日は、つま恋でのロケ撮影会でした。台風24号が来ていて開催が危ぶまれましたが、奇跡的に雨も降らず、これまた奇跡的に早めに無事終了しました。ツイテル!
●いざ、十日町へ!
台風一過の次の日10月1日の朝、みどまスタッフ全員店に集合しました。 しかし、新幹線は止まっていて、いつ開通するかわからない。でも待っていても始まらないので 計画通りに掛川駅に出発。それが運よく90分遅れの始発に乗ることができ、皆無事に座れて東京まで行けました。
東京からは座席指定の変更をしようと思ったのですが 長い列で諦めました。その足で上越新幹線の乗り場へ行って並んだところ、これまたタイミングよく自由席に座って越後湯沢に到着。 そしてホクホク線という第三セクター?の電車に乗り換えて十日町まで行きました。
その間、時間が遅れたことに対して払い戻しを申告して、結果7人分の特急券の半額約14000円が払い戻されました。やったー!ツイテル、ツイテル!ものすごく得した気分でした。
朝からハラハラの連続。行き当たりばったりで強行した行程でしたが、予定よりたった30分程度の遅れで目的地、新潟県の十日町に着きました。
工房訪問の前に腹ごしらえで 十日町の由屋(よしや)に名物「へぎ蕎麦」を食べに行きました。
・・・食べ過ぎた‼️
昼食の後、長岡市小国町(おぐに)の高三さんへ。十日町から1時間かかりました。会長と高橋克明社長と、婿さんに行って名前が井上さんに変わっている弟さんに出迎えて貰いました。
熱心に説明していただきました。柿渋染、柿渋の井戸水による鉄媒染の実験。それから絣作りの木羽定規(コバジョウギ)による刷り込み奈染、初めて聞いたものでした。
二階で、お母さんの珈琲とナスの漬物と笹だんごをいただきました。お母さんの丁寧さとおじぎ、恐縮してしまいました。
工房では熱のこもった商品説明を受けました。本松煙染め、元祖柿渋染、栗繭の帯・・・
あまりにもよかったので、皆でその商品を仕入れました。みどまの売り場でご覧いただけると思います。店の者から詳しい解説も聞けるはずです。
さて二日目。紬のメーカー勇屋(いさみや)さんへ行きました。阿部社長から丁寧な説明を受けました。こちらでは、絣作りが、型紙による柄付でおこなわれていました。初めて知りました。
勇屋さんは、基本的に一貫して自社で仕事をするのがスタンスでした。縦糸作り、横糸作り(2枚に分かれる板により絣つくり)、蒸し、撚糸、カセに掛けたり、前準備の大変さを強調してみえました。
その後 あの渡吉(わたきち)さんへ行きました。織物組合の理事長をされている社長から説明を受けました。勇屋さんと比べると、綿吉さんは全て手作りの素朴な感じでした。嬉しそうに話してくださったのが印象的でした。
余談ですが、元祖伝承絣のチヂミ版はもうこれからはあまり出てこないだろうという事でした。それは、手が回らないのが理由みたいでした。(みどまには伝承絣のチヂミ版があるのです!)。 また、裂き(さき)織りも織ってはいるけど少ない、というお話でした。
渡吉さんを後にして 、十日町の小嶋屋さんで昨日に続き「へぎ蕎麦」をいただいてから帰路につきました。
帰りの電車から電話で聞いて知ったのですが、 掛川周辺では、出発した日は一日中停電、水も出なかった地域もあったそうですね。大変な思いをされた方も多かったと思います。ですが、私たちはありがたいことに、無事新潟での研修を行うことができました。お世話になった工房の皆さんに、感謝です。
まずはお疲れ様でした、と掛川駅で晩御飯を食べて店まで戻り、解散しました。
付録) 掛川駅の喜善の食事はボリュームがあってよかったです。発見!
社長
今号もお読みいただきまして、ありがとうございます。今年も残すところ1ヶ月と少々になりました。来年も期待して(してない?)お待ちください。次回のみどま通信は、1月です!