みどま通信
みどま通信 令和2年4月号より
前略・後略
ヤッホー 皆さん元気ですか? とんでも無いですね! このコロナ騒動。
困ったもんです。都市に比べたら 田舎はまだいいのですが、でも予断は許されません。いつまで続くかわかりませんが、少しの間は我慢して終息を願って生活をしたいものです。でもこんなときだから、「明るく」「楽しく」 も必要ですよね。
さー 今号も張り切って行きましょう!(何処へ?)
店主のつぶやき
先日、最近はあまり見たことのなかったNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見ました。それは、欽ちゃんこと萩本欽一さんの特集でした。見られた方はありましたかね? 私は昔から欽ちゃんが好きで関心がありましたので、久しぶりだったこともあり、思わず最後まで見ました。…懐かしい「コント55号」の欽ちゃんですけど、若いお母さんには微妙なところですかね。
冒頭、「後2年で芸能界を引退するので このテレビのプロフェッショナルに出た。」と欽ちゃん。え?何で2年なの? インタビューの中で 「これを言うと大変だから言わないの!」でした。いろいろ詮索しましたが、まっそれは置いておいて、欽ちゃんは凄い人だったんだと改めて思い知らされました。
視聴率100%のタレントとして一世を風靡してきたみたい。私は「コント55号」の時には結構好きで、見た覚えがあります。舞台を所狭しと走り回っていました。追っかけごっこのような感じで走っていて、相方の坂上二郎さんが途中で欽ちゃんに抜かれて、それでも独特な走り方で走り続けていて面白かったのを思い出します。皆さんは如何ですかね?懐かしいです。
欽ちゃんは家が貧しくて、お笑い芸人になったらお金が儲かるだろうと思ってこの道に入ったとか。しかし やれどもやれども 最初は失敗の連続だったみたいです。
それでもある日コマーシャルの仕事が入って、張り切ってやったけど、なんと!連続19回失敗。結局その仕事はダメになったとか。そんなこと信じられないけどあったみたいです。
その原因は、極度のあがり症だったみたいです。今考えても信じられないけど、本当みたいです。
そこで考えたのが開き直りとも言えるアドリブ、その場その場でのぶっつけ本番に切り替えたとか。そして 一生懸命 体も使ってやるようになって、芽が出たとか。それが「コント55号」だったのです。
その後は飛ぶ鳥を落とすような、視聴率の高い、継続する番組を沢山持って活躍をした、とのことでした。
欽ちゃんは、喋り方が独特で、正直 あまり上手な感じがしてなかったんですが、でも 人の心に響いていたんですよね。実際はそれがいい喋り方だったんですね。今更ながら そう思わされます。
番組後半で、まだまだ完成されていない、との本人の言葉。そういえば70歳くらいから大学に通っていたみたいです。
そんな欽ちゃんの言葉で、昔から記憶に残っていた言葉があります。「何かする時には黙ってするんじゃなくて 言葉を添えることが必要だ」というもの。「私は 温泉は嫌いなのでーー。」が私には印象深く残っていました。
取り止めのない話ですいません。それから思わず得意のAmazonで、欽ちゃんの格言が載っている本を3冊も買ってしまいました。
これから2年だけでなくて、ずっと頑張って欲しいと思ったのは私だけだったでしょうか。
みどま店主 中嶋 孝治
オカミさんのひとり言
朝から晩まで「コロナ」「コロナ」の毎日ですが、いかがお過ごしですか。みどまも店頭の自動ドアは一日中開けっ放しです。お店の中のたくさんのふすまや障子も、閉めることなく開けっ放しです。今までにない経験ですね。
さて、今年から着方教室の方針を少し変更しました。去年までは、きもの着方教室と半巾帯結び教室、半分ずつでレッスンしておりましたが、今年一年は、きものをきれいに着る着方教室を中心に開講することにしました。きものをきれいに着れるようになりたいお客様が増えたからです。
そして、毎週ではありませんが、全ての曜日に教室があります。興味のある方は、声を掛けてください。
ゴムのひも3本のみで長襦袢ときものを着ます。帯も、前で結んで後ろにくるり、ですから、とても楽にきれいに結べます。お試しもあります。みどまのメンバーズ会員様は、無料で何回でも受講できますヨ。是非一歩、踏み出してください。
きもの美人に レッツトライ!
スタッフのつぶやき
みどま スタッフ 岡村
コロナがおさまりません。心配ですよね。一日でも早く終わることを願ってます。今は、外へ出ることや集まることを自粛、となってます。落ち着いたらどんなことをしたいかなあ~と思います。海に行ったり、紅葉を見たりと、当たり前にできたことが浮かびます。
元気だったら楽しめること、いっぱいありますネ。今更ですが、健康第一!!
1年365日、1日24時間。私は8時間は寝るので、1日16時間。大事に楽しく過ごしたいと思います。
みどま スタッフ 鴨川
春、といえばうきうき楽しい時のはず… しかし今年は。私も前々からチケットを手配していたミュージカルは中止になり、楽しみにしていた映画は公開延期。美術館はどこも休館。大好きなデパートの大きな催事がない。お出掛けの楽しみが次々と消えていきました。
こうなったら家の中での楽しみを充実させるしかない!ということで、就寝前の読書が時間拡大しております。手を出すのをためらっていたシリーズものの文庫を大人買いし、はまってます。妄想の世界は楽しいです。現実の世界も早く明るくならないかなあ。
みどま スタッフ 竹原
運のいい人は「自分は運が良い」と言う。礼儀正しい。順番が待てる。上品。ほめ上手。他人の話を最後まで聞く。「でも」「だって」を簡単に言わない。素直に楽しむ。メールや電話の折り返しが早い。長いメールを送らない。時計を身に着ける。「運が悪い」と言わない。運の責任にしない。
私の携帯に毎日送られる、ゲッターズ飯田の開運の言葉です。実践してみようと、みどま通信に書いちゃいました。
みどま スタッフ 塩澤
まだ寒い日もありますが、桜も咲いて、色々な花が美しく良い季節です。お花見に行けない今、通う道すがら車の中から咲く花々を楽しんでいます。新型コロナで気分も沈みがちですが、自然から元気をもらいます。
一日も早く新型コロナが終息する事を祈るばかりです。
みどま スタッフ 金原
はじめまして。3月よりお世話になっています 金原和子と申します。どうぞよろしくお願い致します。家族は夫と息子とトイプードル(ちょっと大きめ)ラムちゃんです。
海外の人から見て、着れて当たり前の民族服 着物。お恥ずかしながら、私も自己流で、なんちゃって着物 でした。和服の美しさや良さを勉強して、若い方にお伝え出来る様になりたいと思います。
みどま スタッフ 石川
今日の体調はどうだろう?と毎日思う事なんて、今までなかった。自分がコロナウイルスに感染してしまうのも怖いけれど、もっと怖いのは、誰かにうつしてしまう事です。今は「不要不急」のことが最も大切なことです。
せっかくのお出掛け日和、と思っても、いざ外に出るとそんな気分にもなれず、行こうと思っていたライブもどうやら中止になりそうです。
「不要不急」を心にとめて、できるだけじゃまにならないように、でも楽しみを見つけて過ごしたいと思います。
みどま スタッフ 岡田
こんにちは!日に日に暖かくなってきましたね。みなさんはどの様にお過ごしですか?
私はこの春から悩み事ができまして、単身赴任していた主人が3月末に戻ってきて、毎日食事の仕度…。主人がいない2年間、ほとんど台所に立つ事がなかったのに…。これからは朝と夕、おまけにお昼のお弁当まで。料理がきらい、というか苦手な私は、毎日が苦痛です。
子供が一緒に住んでいた時は、何を食べさせていたのかしら(笑)
みどまスタジオ担当 八木
“踏まないで わたしはここに つくしんぼ”
我が家の周りは田んぼと畑です。天竜浜名湖鉄道の線路沿いの散歩は結構気に入ってます。
たんぽぽの絮(わた)がふわりふわりと舞っていて、時折カエルの声がして、季節の移ろいに気づかされ、ここは別の風が吹いています。
自然の情景に感動しつつ、密かに心賑やかに暮らしております。
催事で皆様にお会い出来る事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
みどまスタジオ担当 荻須
暖かくなってきて、だいぶ過ごしやすい季節になりましたね!
私は最近、毎朝春を感じています。我が家の庭…ではなく、お隣の庭の桜の木が我が家の物干し場から見えるのです。日に日につぼみが開いていき、もうすぐ満開になりそうです。朝、洗濯物を干す時間には、ウグイスもとってもきれいな声で鳴いていて、春っていいな~としみじみ思います。(*^-^*)
今はお花見も自粛ムードですが、早く世の中が春を楽しめるようになることを願ってます。
きもの アッ そうなのか
前回の結城研修紀行は読んでいただけましたでしょうか。あれから私自身の結城紬を見る目が変わりました。3月の展示会の時に 「全国紬名人」の 野田さんが持ってきてくれた 無形文化財の結城紬。付いていた値段が400万円でしたが、さもありなんかと妙に納得していたのです。結城以外でも、さすが紬名人の野田さんのコーナー、その部類の普段なかなか見れない手間の掛かった商品がたくさん有りました。楽しかったです。皆さんは見られましたか。
何気無しに置いてあった黄八丈、黒黄八、鳶八丈。その代表的なマルマナコの柄、覚えていますか? そして また 何気無しに有った本場大島紬の12マルキ、丹波の藤布、いい色でした。越後上布の帯、しな布の帯、良かったですね。そんな 貴重な織の着物と帯が盛り沢山でした。
これらの紬類を持ってきてくれた野田さんは、紬人生55年とか! 「染めのことはわかりませんが、紬のことはなんでも聞いてください」と、まさに「紬名人」の呼び方がふさわしい人でした。儲けるというよりも 趣味で紬を扱っている感じです。この野田さんとの出会いも 「社長のコレクション」を集めるにあたって新規で仕入れ先を探したおかげだったのです。
ここで、耳新しい黄八丈について少々紹介をさせていただきます。黄八丈は東京都八丈島で生産される絹織物です。思い浮かべるのが黄色で格子柄、江戸時代の町娘の着ているイメージです。江戸時代に税金としてこの黄八丈を納めていて 長さが八丈だったので 逆に島の名前を八丈島と呼ぶようになったと聞きました。島流しでも聞いたことがあります。
黄色が黄八丈の代名詞なんですが、今はこの黄色はごく少なく、先程紹介した濃い色の黒八丈、茶色が鳶八丈と呼ばれて、これらが殆どです。ほとんどと言っても年間200〜300反くらいしか生産されていません。手織りはもちろん、染料は島に自生する小鮒草、刈安で黄八丈を、マダミで鳶八丈を、椎で黒八丈が染められています。いわゆる草木染め100%です。媒染剤には木灰または八丈島の泥土を使用すると決められています。
世の中は広いし、仕事で頻繁に行く京都。知ったつもりでいたら大間違いで、着物1000年の歴史は伊達じゃないなと思っています。まだまだこれからも 新規の野田さんみたいな人を探して歩きたいと思っています。皆さんも期待していてください。
今号はこれぐらいで失礼します。 秋に予定している「社長のコレクション」、期待してくださいね!
ショーバイ ショーバイ
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「和のいろは」予告
着方教室のご案内
出張着付けのご紹介
編集後記
人生とは感謝と楽しさ。コロナウイルスなんかくそくらえ!で楽しく暮らしましょう。朝の来ない夜はありません。
次号の発行は…未定デス。